公立幼稚園・小中学校のエアコン設置率、約半数。東京都はほぼ設置済。熱中症予防の正しい水分の摂り方。
三連休、暑かったですね。
40℃近くまで気温が上がり、少しの外出もぐったりでした。
唯一良かったと思ったのが、この暑さが三連休中だったこと。
家の中で涼めるし、3日も経つと少し暑さに慣れてきました。
私の住む市は小中学校の普通教室はエアコン未設置。
特別教室(音楽室、理科室、図書室など)のみ設置しています。
時々交代で特別教室を使い、普段は扇風機だけの熱い教室で授業を受けているんですよね...。
毎朝、首にタオルを巻いて投稿する小中学生を見るとかわいそうです。
暑くて授業に集中できないだろうし、熱中症の危険も。
今回は公立幼稚園、小中学校のエアコン設置についてと、熱中症予防の正しい水分の摂り方もお伝えします。
公立幼稚園、小中学校のエアコン設置率は
調べてみると、文部科学省が3年に1度公立学校施設のエアコン設置を調査していました。
文部科学省:公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査の結果について(pdf)
平成29年4月1日現在のエアコン(冷房)設置率
・幼稚園 58.3%
・公立小中学校 41.7%
約50%になります。
地域によるエアコン設置率の開き
一方、東京都のエアコン設置率は99.9%。
住む地域によってエアコン設置率に大きな開きが出ています。
設置費用1/3補助が出るのにエアコン設置50%の理由
エアコンも対象で、補助率は1/3。
東京都は財政力があり設置できますが、地方は財政問題もありなかなか進んでいません。
一部の政令都市や市町村、気温の高い京都府などは設置をすすめています。
しかし、住む地域自治体の予算や意向で普通教室まで設置できない場合も。
異常な暑さの中で耐えながら勉強する子どもと、快適な環境で過ごせる子ども達。
同じ義務教育、最低限勉強に適した環境にして欲しいなと思います。
国の積極的なエアコン設置の働きかけが必要
補助を出しても、地方自治体に任せていたらエアコン設置は進みません。
地方は予算が少ない場合もありますが、お年寄り優遇の場合は優先順位が低くなっています。
実際、数年前から保護者が要望書を出して市議会委員に働きかけても、まだエアコン設置されない話は聞きます。
子ども達が熱中症の危険なく、授業が受けられるように国の積極的な働きかけが必要な時が来たのではないでしょうか。
かつて世界第二位だった日本の義務教育現場がこんなにもお粗末だとは。
調べて驚きました。
教育改革をするなら、まず勉強に集中できる環境改善からして欲しいと思います。
公立小中学校は避難所としても使われるからこそ、エアコン設置を
公立小中学校は災害時の避難所にもなります。
春や秋ならいいのですが、夏だったらどうなるでしょうか。
先日の西日本豪雨災害が起こったのは夏。
人数が多い避難所を優先してクーラーの設置がされています。
災害はいつ起こるか分かりません。
エアコン設置をすすめておくと、停電時を除いて避難所としてすぐ使えます。
体力のないご老人、赤ちゃんなど快適に過ごせて病気の発生も抑えられるでしょう。
エアコン設置には時間がかかるので、熱中症予防は万全に
ただ国がエアコン設置に働きかけても、時間はかかります。
その間に今回のような異常高温の日も出てくるでしょう。
熱中症予防のため、こまめに水分を摂るようにして下さい。
下記の歯科医院の記事にありますが、普段の水分補給はお茶や水で十分です。
意外でしたが、スポーツドリンクの方が体への水分補給率が低いそうです。
まとめ
夏休みまであと少しになりました。
ですが、この異常な暑さは今週いっぱい続く予想です。
熱中症にならないよう気を付けて、元気に夏休みを迎えて欲しいですね。
そして、一日も早くエアコン設置が進んで子ども達が安心して学べる教育環境になって欲しいと思います。