2020年度からの大学入試改革。思考力が必要な時代、子どもを伸ばす為に必要なこと。
今日は教育関係のお話しです。
2020年度から大学入試改革が始まります。
センター試験に変わり、2021年1月から大学入学共通テストがスタート。
マークシート式から記述式問題が増え、思考力の問われる入試形式に変更します。
今回、幼児教育関係の方に既に始まっている教育現場の改革と、思考力を伸ばす方法を聞いてきたのでお伝えします。
既に始まっている幼児期からの教育改革
我が家の息子は幼稚園児。
まだまだ先の話だと思ったら、既に平成30年度(今年)から幼稚園教育要領に項目追加。
文科省が目指す「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)」を実現する為に、幼児期から改革が始まっています。
幼稚園で導入されるアクティブラーニング教材
息子の通う幼稚園では、ワオ・コーポレーションのワオキッズが導入されます。
試しにユーチューブでデモ動画を見せたら大喜び。
楽しみながら自然と思考力が伸ばせる仕組みになっています。
ワオキッズは3~8歳向けの動画教材。
今後、アクティブラーニングの教材はどんどん開発されていくと思います。
無料の中高生向けアクティブラーニング教材もあり
ネットでは中高生向けのアクティブラーニング教材も公開されています。
中高生のお子様をお持ちの読者の方もいるので、ご紹介しておきますね。
授業で使える10分映像集(アクティブラーニング教材) | プログラム紹介 - JICA地球ひろば
思考力が問われる時代、どのように子供を育てるのか
「主体的・対話的で深い学び」はとても良いと思います。
ただそれを実現するには、幼少期からの関わりが重要。
今日から「さぁ、考えてごらん」と言ったところで出来るものではないからです。
考える癖をつけるために必要なこと
なぜ?
どうして?
こうかな?
子どもが考える癖を作るのは、親の言葉かけが大切。
何かを聞いて来た時に答えを言いたくなりますが、ぐっと我慢。
【間違ってもいいから子どもに考えさせる】というステップが必要です。
時間の余裕がある時に「どうしてだと思う?」逆に子供に聞いてみるように意識してみて下さい。
考えが出てこない時には、ヒントをあげたり、親も一緒に考えてみるのもいいそう。
少しずつですが、考える癖がついて思考力が伸びてきます。
子どもの強みを知っておくことも大事
アクティブラーニングを取り入れた入試では、議論やグループワークも行われます。
グループワークでは短時間で課題について調べてレポート作成。
最後に教授陣に発表しなければなりません。
その時に必要なのが、子どもが自分の強みを知っておくこと。
・パソコンが得意なら情報収集
・資料作成が得意ならプレゼン用の資料作成
・話すのが得意ならプレゼンテーション係
役割分担をサッと決めて、グループワークをこなさなければなりません。
子どもが何が得意かを把握し、強みを伸ばしていく事も大事になってきます。
まとめ
2020年からの大学入試改革に向けて、教育現場は変わってきています。
私たち親が体験した事がないので、どうすればいいのかお悩みの方もいるかもしれません。
ですが、アクティブラーニング教材が開発されたり、中高生向け教材が公的な団体から無料提供されたりしています。
思考力は今すぐ伸びる物ではないけど、今日から考える癖をつけたら少しずつ伸びます。
教材の力も借りながら、上手に子どもを伸ばしてあげましょう。
考える力はこれからの時代に必要不可欠。
そして、自分で考えられる子は人生を切り開いていけるでしょう。