まむりずむ

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学力とお金の関係。子どもへの教育投資はどの時期が一番効率的か

こんにちは、オレンジマムです。

我が子が通っている幼稚園は、小学校受験する家庭も多いハイソな幼稚園です。

幼稚園を選んだ時の記事はこちら。

 

 

幼稚園が終わった後の習い事だけでなく、公文式やバイオリンの個人レッスンなどをされている方も多いです。

 

「高い教育を受ければ、子どもは将来高い収入を得る」

と考えて、将来への投資としてお金をかけるのは良い事だと思います。

 

ただ、我が家のように平均的な家庭は無尽蔵に教育費をかけられません。

 

どの時期に教育投資をすればよいのか。

 

これが分かれば、限りあるお金を有効活用できます。

 

今回は大学卒業までの平均的教育費の総額。

学力とお金の関係。

教育投資はどの時期が一番効率的か、についてお伝えします。

 

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大学卒業までの平均的教育費は?

文部科学省の発表によると、

幼稚園から大学まで全て国公立の場合…約1,000万円

幼稚園から大学まで全て私立の場合...約2,300万円

と言われています。

結構多いですよね。

 

私立小学校、6年間の平均教育費は?

私立小学校の場合…6年間で約1,000万円

 

祖父・祖母の援助のある家庭。

それか世帯収入が多くないと無理ですね(汗)

 

幼稚園では受験する人が多いので調べてみましたが、想像以上の金額に驚きました。

 

私立小学校のきめ細やかなカリキュラム、豪華な設備。

高度な授業をする先生方は魅力的です。

でも、平均的な家計の我が家には無理だと思い小学校は公立へと決めました。

 

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学力とお金の関係。所得と学力は比例する

文部科学省の調査でも出ていますが、所得と学力は比例します

 

詳しいデーターはこちら。

第1章 家計負担の現状と教育投資の水準:文部科学省

【2 家庭の経済的・社会的状況の格差の影響】の項目をご覧ください。

 

所得が多い家庭の場合 

子どもへの教育、習い事、健康的な食事など教育的投資が増えます。

子どもの知的好奇心を向上させる本、知育玩具の購入。

世帯収入が安定することにより、家族間のストレスが少なく落ち着いて学習できる環境が持てます。

 

所得が少ない家庭の場合 

習い事や本の購入など選択肢が限られてしまいます。

教育熱心なご両親なら、図書館で本を借りるなどして金銭面での差を解消しようとするでしょう。

しかし、近年の調査では【低所得者ほど本を読まない】という結果が出ています。

 

また、失業、低収入などによる親の強いストレスが、家庭や育児へ悪影響を与えるとも言われています。

その影響は子どもの学習低下や発達までも及ぶとされています。

 

国内外の研究者が発表しているデーターを見る限り、学力とお金の関係は比例しているのは間違いないですね。

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限られた教育資金をどの時期に使うのがベストか

ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ ヘックマン教授が40年以上に渡って追跡調査をしました。

 

ヘックマン教授は【とにかく子どもが小さいうちに行うべき】と言っています。

一番効率が良いとされているのが、小学校入学前(幼児教育)

 

調査によると、人的資本投資に対する収益率が一番高いのが就学前だったからです。

 

就学前の教育が与える効果

ヘックマン教授が追跡調査したグループは2つあります。

・ペリー就学前プロジェクト...就学前、30週教育を行う。40歳まで追跡。

・アベセダリアンプロジェクト…8歳になるまで行う。30歳まで追跡。

 

2つのグループ共に低収入、高リスクと分類された家庭でした。

比較対象として、同じグループに就学前教育を受けない家庭も設定されています。 

 

就学前教育によってもたらされた結果

・学力の向上

・学歴が高い

・収入が多い

・生活保護の受給率、逮捕率が低い

 

低収入・高リスクという家庭環境であっても、幼児期の教育により子どもに大きな変化がもたらされました。

また、子ども自身だけでなく生活保護の受給率・逮捕率の低下など、社会的にも良い影響を与える結果になりました。

 

これらの調査結果を基にヘックマン教授が、社会全体への好影響を「社会収益率」として経済学的に試算したところ、年率7~10%にものぼると言われています。

 

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就学前教育=塾ではない

就学前教育というと、つい公文式や早期学習の塾などを思いつきます。

しかし、ヘックマン教授による「人的資本投資」 は教育だけに限ったものではないとの事。

 

学力に関するもの以外には

・人格形成に不可欠なしつけ

・体を作る上で身に付けさせたい体力

・健康的な食事

などへの支出も含みます。

 

幼少期の投資が子どもの将来を豊かにしてくれる

幼少期に投資する事が、子どもの将来に大きく影響するのが分かりました。

限りある教育資金。

高校進学時や大学入学に備えたいところですが、幼少期に多めに配分するのが良さそうです。

 

我が家ではヘックマン教授の研究を参考に、将来の教育費を貯めながらも幼少期の今、お金を多めにかけるようにしました。

 

幼稚園は英語、ダンス、体操指導、プールなど幅広い教育をしてくれる幼稚園を選択。

カリキュラムが良いだけあって、保育料が少し割高。

ですが英語教室などに個別で通う事を考えたら安いので決めました。

 

他には、幼稚園が終わった後に開催される体操教室への参加。

2才からベネッセの「こどもちゃれんじ」を受講しています。

 

他にお金をかけない方法として、自治体や公共機関のイベント参加。

図書館の利用などをして、子どもの知的好奇心や社会性を磨くようにしています。

 

来年は年中になるので、保育料が少し安くなります。

浮いたお金で、公民館などで開催されている月謝の安い習い事を増やそうと思ってます。

 

まとめ

「学力とお金の関係。子どもへの教育投資はどの時期が一番効率的か」いかがだったでしょうか?

ヘックマン教授の研究結果、意外だった方が多かったと思います。

私も知った時には驚きました。

 

子どもを育てるのにはお金がかかります。

大事な教育資金の配分を考える上で参考にしてもらえると嬉しいです。

 

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